日本行動計量学会 第45回大会

柳井レクチャー

 第45回大会では以下のように特別講演「柳井レクチャー」を実施します。柳井レクチャーは、2013年に逝去された故柳井晴夫先生の、行動計量学に関するご業績および学会へのご貢献を顕彰するため2014年11月10日開催の理事会にて創設が決定されました。柳井レクチャーでは、故柳井晴夫先生のご業績に鑑み行動科学における計量的方法の理論と応用について、講演者を毎年1名選出し、大会時に1時間程度の特別講演を行っていただきます。

日 時:
2017年8月31日(木)15:20~16:20
会 場:
静岡県立大学看護学部棟4階13411講義室
タイトル:
水野欽司と行動計量学 ― 林知己夫との絆を中心にして ―
講演者:
岩坪 秀一(大学入試センター名誉教授)
概 要:
 故水野欽司(以下 水野)は、日本行動計量学会に創立当初から深く関わり、庶務担当理事をはじめ理事として永年学会を支え、1991年4月から1994年3月までは第3代理事長を務めた。1988年に功績賞受賞、名誉会員であり、さらに肥田野直・水野欽司賞(奨励賞)に名前が残っている。林知己夫(以下 林)は、早くから水野の傑出した才能を認め、共に歩むかけがえのない同志と考えていた。
 水野の行動計量学会における研究業績がどのようなものであったかは意外と知られていない。行動計量学会の今後の発展のために、その貢献を出来るだけ包括的に紹介したい。「水野欽司先生を偲ぶ会」(2000年3月11日)における林の挨拶「水野欽司さんを偲んで」*には、林と水野がいかに緊密な関係にあったかが随所に現れている。この林の挨拶及び両偉人に接して私の心に深く刻まれていることを活かして紹介するつもりである。私の力不足から、偉大な人物の全貌を描き得るとはとても言えないが、会員諸氏、とくに若い人たちの参考になれば幸甚の至りである。

*『林知己夫著作集15〈未来を祭れ〉』(勉誠出版、2004)に収録。