日本行動計量学会
第44回大会

The 44th annual meeting of the
Behaviormetric Society of Japan
Sapporo Gakuin University
2016.8.30~9.2

柳井レクチャー

日時:
2016年9月1日(木)
会場:
札幌学院大学 D301教室
タイトル:
文化を計る試み ―浮世絵・文献・考古学の計量分析―
講演者:
村上 征勝 先生 (勉誠文化情報研究所所長,統計数理研究所名誉教授,総合研究大学院大学名誉教授)

概要:
 情報のデジタル化とその分析法の進歩が学問の発展に与えた影響は大きい。
 しかしながらデジタル情報の分析が遅れている分野もある。講演では、「文化を計る試み」として、浮世絵を中心に、文献、考古学の分野の研究例を紹介する。浮世絵は江戸時代の庶民文化を代表するものであるが、計量的観点からの研究はほとんど行われていない。浮世絵に描かれている女性や歌舞伎役者の顔は絵師ごとに特徴があり、専門家は顔で絵師の特定ができるという。顔の描き方が絵師ごとに異なるなら、その違いを計量的に把握することで絵師の特定が出来るはずである。さらに、伝統的な研究方法では見いだせなかった新たな知見が得られる可能性もある。東洲斎写楽の役者絵の分析を中心に計量分析の有効性を示す。
  また浮世絵以外の「文化を計る試み」として、『源氏物語』、『日蓮遺文』、『西鶴浮世草子』など著者に関して疑問が出されている文献や、古代寺院の建立時期の推定に関する研究も紹介する。

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